とらねこじじの雑記帳

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◆ 心臓病について


日本人の三大死因のひとつ、心臓病。欧米に比べると心臓病で
死亡する人がまだ少ないとはいえ、年々増加傾向にあるうえに、
禁煙、ダイエット、ジョギングと健康志向の強いアメリカ人
などと比べると、日本人の心臓病予防への意識は高いとは
言えない。


1.生活習慣病として重要なのは、まず高血圧で起きる心臓病、
それから虚血性心疾患とよばれる冠動脈の病気、つまり
狭心症と心筋梗塞ですね。冠動脈硬化症による病気は生活
習慣病である動脈硬化の病気でもあるわけです。
だから問題は、高血圧と動脈硬化をどう防ぐかということに
なります。どちらも、そうなりやすい体質の人となりにくい
人がいて、それを加速するかしないかはその人の生活習慣に
よって決まるのです。   

2.心臓病の予防というと、動脈硬化を防ぐなど、血管に
いいことをするということです。むろん適切な運動は
基本的にはいいことです。問題は、事前にチェックする
ことが必要で、ある年代になったら人間ドックに
入ることです。ジョギングの最中に心臓発作で死んだ
人もおり、ジョギングをやっていい健康状態の人に
とってはやった方がいいということ。
  

3.心電図で誤解があるのは、安静の時にとった心電図は、
冠動脈硬化症の早期発見にはほとんど役に立たないと
いうことです。狭心症とか心筋梗塞の診断には、
発作が起こっている最中にとった心電図でなければ
ほとんど役に立たない。胸が痛んだり、心電図に異常が
出るのは、血管が4分の3くらい詰まってから。
だから心電図に異常が出た時は、病気の進行がもう
4分の3終わっている状態。4分の1しか残っていないと
いうことです。ですから心臓の発作らしい胸の痛みがあれば、
急いで検査を受ける必要があるのです。    

4.肥満は心臓病の敵で、大きな車に小型乗用車用エンジンを
載せたらどうなるかということです。例えば標準体重から
20キロ増えたら、いつも20キロのリュックサックを
背負っているのと同じことです。心臓は一生懸命動きます。
心臓を動かすホルモン、カテコールアミンやインスリンが
たくさん出て、その分心臓や血管の負担が増えます。
アメリカのフラミンガムスタディでは、心臓の脈拍が
少ない人の方が、心臓血管病で死亡する確率が低いと
いう結果がでています。脈が少ないということは心臓への
負担が少ないということ。人の一生の拍動の数は一定と
いう話もあります。低血圧の人も楽をしているから
長生きします。   

5.心臓発作時の救命には、周囲の人達が心臓マッサージや
人工呼吸法を知っていることが重要で、心臓病患者の家族に
講習会を開く病院もあります。でもそんなに多くないし、
心臓病の人の家族だけがやってもなかなかうまくいかない。
心停止時の救命を考えるなら、一般の人が救急蘇生の勉強を
組織的にやらないとだめです。アメリカでどうしてうまく
いっているのかというと、高校の授業でやっているからです。
繰り返し繰り返し体育の時間でやる。マスコミでもその
必要性が繰り返し強調されています。 

6.心筋梗塞の治療などは、発作後早ければ早いほどいい。
例えば脳への血流が止まって3分以内に蘇生を始めなければ、
脳死になってしまう。倒れてから、医者や看護婦を呼んで
いては間に合わない。アメリカでは心臓死が、がんの倍くらい
あって断然トップで、「発作があったらすぐ病院へ」と
いうことが徹底されている。それが日本では、
「胸が苦しいので明日、病院に行こう」なんて人がいる。
すぐに病院に来れば、死亡率を半分、3分の1にできるんです。 

7.タバコもよくないですね。これだけタバコの害が言われて
いるのに、喫煙率は減らない。循環器の医者の喫煙率は
わりと少ないですが、医者全体の喫煙率は一般とそんなには
変わらない。アメリカでは喫煙率がだいた30%くらいで、
医者はその半分くらい。循環器の医者はそのさらに半分。
先日、日本の循環器の医者の集まりでアンケートをとったら
喫煙率が27%だった。ぼくは「さすがに循環器の医者は
少ないな」と思ったが、アメリカの医者は
「何でこんなに多いんだ。あなたたちは少し意識が低い」
と驚いていた。若い人の心筋梗塞の危険因子は、
タバコが唯一のものだから、循環器の医者はタバコの害は
よく分かっています。   


※心臓病はがんに次いで死因の第2位を占め、特に
虚血性心疾患は増加している。明らかになっている
危険因子を排除しさえすれば予防はできるし、
万一発作を起こしても、適切な処置と日常の自己管理で
回復も可能な場合がある。心臓を守り、病気を初期段階で
予知するための心得とは。

※胸痛、動悸、息切れなど気になる症状があれは、すぐに病院に

 心臓は筋肉でできている握りこぶし大の臓器で、全身に血液を
送るポンプの役割をしているが、この重要な働きが低下すると
いろいろな症状が現れ、ついには機能がストップして死に至る
ことにもなる。
症状には胸痛、動悸、息切れ、浮腫、めまい、失神、
チアノーゼなどがあるが、糖尿病にかかっている場合など
自覚症状がないこともあるし、症状があるからといって必ずしも
心臓病だとは限らない。異常を感じたらすぐに医師に相談する。

「例えば胸痛がある場合、どういう状態で痛むのかによって
病気の種類は異なります。階段を上っているときに痛み、
休めば治る、上り始めるとまた痛むというときは、狭心症の」
恐れがあります。
 痛みが持続し、冷や汗や吐き気を伴う場合は心筋梗塞の危険が
あり、また解離性大動脈瘤の可能性もあるので、一刻の猶予も
ならない。すぐに救急車を呼ぶべきです。
 
 何らかの症状が現れたら、まず自分の行動を振り返り、
医者に診察してもらうことが大事です。」
動悸や他の症状にも同じことが言えるという。ドキッとして
すぐ治り、この状態を1日何回も繰り返すなら不整脈の疑いが
あるので、心電図でチェックしてもらう必要がある。
測定時に異常を示さなくても、24時間測定のホルター心電図
という検査をすることもある。ドキドキドキと脈が乱れる
ことは健康状態でもよくあることだが、気になれば
一応心電図をとってもらう。何もなければ安心する
ことができるし、問題があれば速やかに処置できる。
 息切れの場合も、何もしないのに急に起これば即刻病院に
飛んでいかなければならない。動いていて息苦しくなるのなら
肥満が原因ということもある。階段を上ったときの苦しさなら、
身体の鍛練不足かもしれない。いずれにしても気になる症状が
あれば、迷わずに病院に行って正しい診断と処置を受けるべきで
ある。

※日常生活の改善心臓を守る

 心臓病は危険因子がかなり明らかにされているので、予防は
十分に可能といえる。すなわち高血圧・肥満・高脂血症・喫煙
・ストレスなど、心臓病を引き起こす原因を排除すればいいので
ある。

 「危険因子を除くことが大事です。発症するまでは動脈硬化や
高血圧の状態が続いているはずなので、これを取り除く努力の
ほうが大切なのです。 最近は中年以降の健康診断が定着して
きているので、動脈硬化の原因となる高脂血症、糖尿病なども
キャッチされやすいし、血圧は家庭でもチェックできます。
1日のうちで高い時期が長いと要注意なので、24時間の変化を
調べ、どういうときに上がるのかも知っておくことです。
危険因子はほとんどが日常生活のコントロールで排除できる
ものなので、自分の生活態度を振り返って、まずい点があれば
改善していく。進行を食い止めるにも、これしかありません」

※高血圧の原因は塩分、肥満、高脂血症は糖質、脂肪、
アルコールのとりすぎ。思い当たれば食生活を変えるべきだ。
また、タバコは百害あって一利なしと知りながら、なかなか
やめられない人も多いようだが、危険因子なのだから後で
悔やむことになる前にやめたいものだ。
 
※ストレスはどうか。こればかりは排除にも限界があり、また
ストレスのない社会などあり得ないのだが、疲れすぎたら休む、
精神的なものは気分転換で切り抜けるというように、うまく
対処していきたい。

 予防に必要なのはこういった危険因子の排除のほかに、
定期的な健康診断を受けること。特に両親や祖父母が心臓病で
早く亡くなっているという場合は、その子も心臓病にかかり
やすいので、若いころから定期的に検査を受けておくことである。

※適度な運動は心臓を鍛える

 一般的には心臓病予防のための運動は、歩行運動やジョギングの
ような、酸素を取り込みながらエネルギーをつくる有酸素運動で
なければ効果がないと考えられている。何よりも運動を継続する
ことが肝心なので楽しみながら、そして目的をはっきりもって
行うことを勧める。
「運動療法の効果は、最大酸素摂取量、身体的運動能力、
HDL-コレステロールなどの増加と、一定負荷量に対する
心拍数、収縮期血圧、中性脂肪、脂肪組織などの減少にあります。

 つまり、運動することによって心臓の働きや血液の循環がよく
なり、酸素の取り入れ、炭酸ガスの排出が効率よく行われるように
なる。また、筋肉の収縮力、持久力も向上する。善玉コレステロール
が増え、中性脂肪が減って動脈硬化が予防され、血圧も下がる。
こういったことから心臓病の予防ができるわけです。

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